介護用杖の選び方ガイド〜両親の足腰のサポートを始めよう〜

「両親の足腰が弱ってきて、心配になることが多い」

「これからも元気で楽しい社会生活を送ってもらいたい」

このように考えている方も多いのではないでしょうか。

高齢になると体力が低下し、介護が必要となる場面が増えてきます。しかし、介護者は両親のサポートに苦労し、自身の仕事や家庭などのバランスに悩む人も少なくありません。

適切な介護用杖を選ぶことで、両親の歩行が安定して生活の質が向上し、安全な社会生活を送ることができます。

この記事では、介護用杖の重要性や選び方のポイントについてわかりやすく解説します。

両親の生活をより快適にする介護用杖を選び、日常生活のサポートをしていきましょう。

介護用杖の重要性

介護用杖は、足腰が弱くなった高齢者がバランスを保って歩くための重要なサポートツールです。

生活の中に介護用杖を取り入れることで、どんなメリットを生まれるのか説明していきます。

歩行が安定する

高齢者は筋力やバランス感覚が低下するため、介護用杖は安定した立位と歩行を補うための新たな『足』としての機能を果たしてくれます。

歩行が安定することで転倒リスクが減り、移動や外出に対する不安も少なくなるので、安心した社会生活の維持が可能です。

歩き方がおぼつかなくなってきたり、つまづくことが多くなったりする場合には、介護用杖を使うことで安定感のある歩行となるでしょう。

足腰への負担が軽くなる

介護用杖を使用することで、筋力が低下している足腰への負担が軽減されます。

介護用杖を使うことで両足と杖の3点で体を支えることになり、体重が分散でき、足や腰にかかる負担が軽くなります。

また、旅行などで長時間歩く場面でも介護用杖は足腰の負担をサポートしてくれるので、楽しく過ごすための便利なツールとなるでしょう。

安心感が得られる

介護用杖の使用により歩行が安定するので、両親だけでなく介護者も大きな安心感が得られます。

両親が介護用杖で安心して歩行できるようになると外出や移動への不安が軽減され、自信を持って社会活動への参加ができるようになります。

介護用杖は両親の自立と安全をサポートするだけでなく、家族全体の安心感を高める重要なアイテムとなります。

 介護用杖の種類と特徴

介護用杖にはさまざまな種類があり、両親の状態や用途によって使いやすい杖は異なります。

ここでは、それぞれの介護用杖を特徴ととともに説明していきます。

伸縮式杖

伸縮式杖は身長に合わせて長さを簡単に調節できるため、初めて杖を使用する人でも使いやすい介護用杖です。

2本の支柱が重なっていて調整ボタンの穴の位置を変えるだけで、使いやすい長さに変えられます。

腰が曲がるなど姿勢が変化しても、伸縮式杖は長さが調整できるため、長く使用できます。

折りたたみ杖

折りたたみ杖は杖の支柱がコンパクトに折りたためるため、収納や持ち運びに便利な介護用杖です。

支柱の中には伸縮性のゴムで繋がっているのでバラバラにならず、組み立ても簡単にできます。

カバンに収まりやすいコンパクトなサイズなので、日常的に介護用杖が必要でない人でも、手元にあることで外出や旅行時にも安心できるのが大きなメリットです。

多点杖

多点杖は着地点が3点もしくは4点に分かれていることで、安定性が高いことが特徴的です。

複数の着地点で体を支えているので、麻痺がある人や関節リウマチなど、大きく体重をかける必要がある人に適しています。

ただし、全ての杖先が地面に接していないと不安定となり転倒のリスクが高まるので、階段や凹凸が目立つ道路などでは注意が必要です。

特殊杖

介護用杖には、松葉杖やオフストランドクラッチといった特殊杖もあります。

松葉杖は骨折した時に使うイメージがありますが、脇に挟んで歩くと体重がかけやすく安定した歩行ができるので、介護用品としても利用されています。

オフストランドクラッチは前腕を支える部分がついた杖で、肘と手のグリップの2箇所で体重を支えるので、握力が弱い人でも安定した歩行が期待できます。

体の状態に合わせて選択！

介護用杖の選び方のポイント

介護用杖の選び方のポイントについて、4つに分けて紹介します。

両親が日常生活の中で安全に歩けて、楽しい毎日が過ごせる介護用杖を選びましょう。

身長に合わせた長さの調整

介護用杖を選ぶ時に最も重要な点は、身長に合う適正な長さかどうかです。体に合っていない介護用杖では転倒のリスクを高め、本来の杖の役割を果たしてくれません。

適正な杖の長さを調べる方法として「身長÷2＋3cm」の計算式がよく使われます。

引用：ヤガミホームヘルスセンターHP

時間とともに腰が曲がり使いやすい杖の長さが変わることも多いため、長さが調整できる介護用杖が使い勝手がいいでしょう。

グリップの形状と素材

介護用杖の持ち手の部分であるグリップの形状と素材選びも、重要ポイントの1つです。

適正なフィット感がないと杖を握ることが疲れてしまうため、クッション性が高く握りやすい「ソフト形状」のものがおすすめです。

また、手汗をかきやすい人は滑ってしまう可能性もあるので、滑り止め付きのグリップも選択肢の一つとなります。

安定性と重さ

体力が落ちている高齢者にとって、体の支えとして使う杖の安定性と重さは重要です。

杖が重すぎると歩いている最中に引きずってしまい、軽すぎると耐久性に欠けて破損してしまいます。

室内での使用が多く安定性を求める場合には「多点杖」、外出時に持ち運びがしやすいのは「折りたたみ式」がおすすめです。

安全に歩くための安定性と体に負担のかからない重量の選択は、両親にとって使いやすい杖となるでしょう。

デザインとカラー

両親の好みや個性に合わせたデザインやカラーを選ぶことで、介護用杖への抵抗感も少なくなり、使うことが楽しみになります。

男性向け女性向けと多様なデザインやカラーがあるので、両親のお気に入りの色を選ぶことで、杖をファッションの一つとして楽しむこともできます。

安全性の高い介護用杖であることが大前提ですが、両親にデザインやカラーを選んでもらうと、日常的に使いやすいお気に入りの杖となるでしょう。

体にあった杖を選ぼう！

杖の購入はサポート万全の「ヤガミヘルスサポートオンライン

この記事では、介護杖の重要性やさまざまな種類と選び方について解説しました。

両親の体に合った介護用杖を選ぶことで、弱っている足腰への負担を減らすことができ、楽しい日常が送れるでしょう。

「ヤガミヘルスサポートオンライン」では、ふだんの暮らしを安全で安心な生活にするための介護用杖を多く取り揃えています。

両親の介護に悩まないためにも、両親には快適な生活を送れる介護用杖を選んで、日常生活のサポートをしましょう。

両親の足腰のサポートは介護用杖！